WUSV akutuell(アクトゥエル)
2010年8月号掲載
世界選手権に関する専門知識交換会ならびに
訓練審査員上級セミナー・WUSV審査員会議
ダルムシュタット市で開催された訓練審査員上級セミナーの開始に際して、ウォルフガング・ヘンケWUSV会長がヨーロッパ、アジア、アメリカから集まった60人を超える審査員諸氏に歓迎のあいさつを述べ、世界規模の審査員セミナーはますますその意味を深めていることを強調しました。
ギュンター・ディーゲルSV養成監理部長の専門知識豊かな司会により、2011年度から有効になる新しいFCI・WUSV・VDH 訓練規定の最終案について、世界中から集まった訓練審査員諸氏に説明が行われました。
参加した審査員たちは、これらの情報や推奨される審査判定の方法などをそれぞれの国へ持ち帰り、世界で出来る限り均一の審査判定が行われるように伝道する役割を担っています。
今回で3度目の開催となる訓練審査員上級セミナーは、国境を越えて犬に関する知識の交換を行い、クオリティをあげることに、WUSV傘下団体が具体的に共同できるよう導くものです。
犬をテーマとする話題の時は、言葉の違いを乗り越えて、あっという間に共通の言葉を見つけることができるようでした。
また、折しもの猛暑にも関わらず、このフォーラムは非常に意欲的で集中した作業空間として際立っていました。
世界で一番の使役犬との実践的な作業は、このような実地の経験を第一義としたミーティングにおいて中心をなしています。
レイビジョン社が製作した服従課目と防衛課目の実地画像のビデオの分析は、現場の経験に基づく生き生きとした審査判定を促し、ディスカッションを喚起しました。
新しい訓練規定の変更については、SV会報とWUSVアクトゥエル(WUSV会報)に、SV養成監理部長による詳細な解説が掲載される予定です。
SVメディアサービスでも、新訓練規定での番組提供の準備が行われています。
この日は、南アフリカで開催されたサッカーの世界選手権大会の決勝戦が行われる週末でしたので、話題はついついそちらの方へと向かってしまいましたが、それでも、セミナーの休憩時間や終了後のさまざまな機会に、参加者がお互いにコンタクトを取りあい、興味深い話で輪ができたのは、今年10月にセビリアで開催されるWUSV世界訓練競技会をより意味深いものにすることに繋がるものでした。
セミナー2日目は、ハイコ・グルーベ氏により、「訓練審査員と、ハンドラー、観客および運営者の間のコミュニケーションと会話」をテーマに講義が行われました。
審査員に必須なのは、出した評価を明確、かつ、あとから振り返ることができるようにコメントすることであり、その後の訓練になにかヒラメキを与えるようにすることです。
次の観点は、上級の訓練競技会に出るときの心理的なストレスの乗り越え方と、批判批評への対し方がテーマでした。
私たちがやっていることは、どこの国でも公衆から注視され、往々にして批判的な質問がされたりします。
過去そうであったように繁殖審査員・訓練審査員ともにメディアからしばしばインタビューされており、世界的にみても、いまやメディア対応能力(インタビュー、映像撮影、プレス発表など)が、急激にその意味を高めてきています。
ギュンター・ディーゲルSV養成監理部長は、次のような実際の例を引用して、セミナーの最後を締めくくりました。
『今回の審査員上級セミナーでは目に見える進歩と、世界各国の人々との交流がありました。かつてWUSV世界選手権で優勝経験のある益田晴夫氏(日本)、ピエール・ヴァールシュトレーム(スウェーデン)、ペドロ-ルイス・グティアレンツ(スペイン)の3氏が、訓練審査員となり、彼らの経験でディスカッションを盛り上げてくれていることを、非常によいことだと思います。』
ハイコ・グルーベ
SV 報道担当責任者
※ この記事はSV会報2010年8月号498ページにも掲載されています。
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(Übersetzung v. WUSVakutuell)



写真 WUSV世界選手権優勝者であり訓練審査員ある3氏による専門的なディスカッション:益田晴夫氏(日本)、ピエール・ヴァールシュトレーム(スウェーデン)、ペドロ-ルイス・グティアレンツ(スペイン)
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